あんなに勉強しているのに!
小男子、そして中女子の二人とも、同時に2023年受験な暁家です。
(ふと今思ったけど、暁家ってなんか家系ラーメンにありそう…
ラーメン作っていないです)
さて、うちの小男子も中女子も、毎日勉強することは苦ではない様子。
でも、最初のころはそりゃもう結果が出ず、惨憺たる結果でした…
薄暗いうちから起きだして眠い目をこすりつつ勉強して。
あんなにやってるのに! とメンタルもやしな小男子は涙することも…
でも。
考えてみると、あんなにやってるのに結果が出ないってどういうこと?
なにかやり方間違ってるんじゃ?
と気づいたのは通塾後半年以上たってからでした。
我が家がやった『結果が出せるテコ入れ』とは?
ステップ1『テストで間違えてもOK』
まず、「今の時点はテストは間違いを見つけるためにやる。だから間違えてもOK」ということを子どもには伝え、モチベーションを下げないようにしました。
間違えるということは、間違いをつぶせば成績上がる!
そのために、自分の弱いところ=間違えを洗い出すのがテスト!
と伝えると、小男子は素直なのでそうか! と間違えても涙することはなくなりました(いや、最初から間違えない方がいいんだけどね…今はまだ我慢…)。
ステップ2『なぜ間違えたのか』深く分析をする
日々の練習問題でも同じですが、丸付けや解き直しをした時、間違えたところにフォーカスしています。
ここですごい点数をとってもグッとこらえる!
そして、
この「何を」間違えたのか。
「なぜ」間違えたのか。
これを追求しています。
当然解き直しして自分との答え・やり方の差を見ることになりますが、どこでエラーが起きたのかをチェック。
たとえば、
全然解き方が思い浮かばなかった
掛け算の計算ミス
問題をちゃんと読んでいなかった
などなど、いろいろ間違えた理由があると思います。
ここでさらに一歩踏み込んで、
ではなぜそれが起きたのか?
を分析。
たとえば、
問題をちゃんと読んでいなかった
はなぜ読んでいなかったのか? その時どんなことが頭の中で起きていた?
と追及しています。
最初のころは小男子は言っている意味が分からなかったようなのですが、どんな気持ちか思い出してもらいます。
すると、
解:時間を計っていたから焦っていた
とかなにかしらのメンタル状態がでるものです。
これが本当の解で、その状態を意識してつぶす! です。
この例の場合、時間を計っていても焦らないようにする方法は? を一緒に考えます。
いろいろテクニック的なこともあるかと思いますが、再発防止はどうしたらよいか? を考えるとまずはその時の本人に何が起きているのか、を正しく理解したほうがやりやすいと思いました。
たとえば、
掛け算の計算ミス
小男子の計算スペースをよく見ると、繰り上がりを足し忘れていた、が頻発です。
どういう状態で起こるのかを一緒に考えると、繰り上がりの数字がつぶれて読みづらくなっている、というのが原因なのもあったので、まずは鉛筆の固さをHBに変えてみました。
すると、ほとんど起こらなくなりました。
また、
1.途中まで解けたけど、この先がわからない
2.全然わからなかった
というのは、まだそこまで達していなかったのでしょう。
2はまた別の時にやるとして、1は解法を読んでそっか! となったら類題をやらせるようにしています。
そして、1日、2日置いてまたやってみる。
その週の確認テストで取れたらいったん終了ですが、チェックはしておきます。
とれなかったら間違いノート行きですかね。
(四谷大塚のようにスパイラルでやるならいいのですが、今の塾のやり方がまだわからないので…念のためチェックはしておきますが)
ステップ3『分析したことを書き留める』
ステップ2で分析した本人の状態を、確認して終わり、だと忘れてしまうので(小男子は忘却曲線が急なので…)、うちでは必ずその問題の解き直しと一緒に書き留めさせています。
「こんな間違いやりたくないよね? これは未来の自分へのメモだよ」
というと。そうか!と最近は声掛けしなくても自分で書くようになりました。
ケアレスミスなど癖になっているミスもあるので、すぐには直らないのですが、こうやって毎回書き留めていくと、刷り込まれて思い出すようです。
最近はそういった前に起こした間違いが激減しています。
ステップ4『最初から間違えない方が分析もいらないから楽』
小男子は今ここです。
間違い分析に慣れてきたころ、全問正解ということも起こり始めてきました。
その時の本人にすかさずいうことは、
「間違い少ないと楽だよね~~~ 解き直しも分析もしなくていいんだから、その分遊べるね♪」
というと真顔になる小男子。
何かを感じたようです。笑
間違いの大元を探すのは劣等感を持ちにくく親も気持ちが楽
わからないことをわかるようにするのが勉強、とはよく言ったものです。
〇×の数を見るのではなく、何が原因で間違えたのか、を追求することで、子どもの気持ちに劣等感より好奇心が増している気がします。
親の方も、間違いの分析を優先すると点数で一喜一憂しない日々を送れています。
PDCA、とはちょっと違う気もするのですが。Pがないので。
Aもなかった(;'∀')
DCだけですね…。
まあ、しいて言えばPも、追求する計画といえば計画だしで、Aも書き留めて次回思い出す、ってことでAになるのかなー。
そういう意味では、小男子は結果だけ見ておしまい、つまりDだけというのが今までだったのですが、この一年で勉強に対する姿勢が変わってきて、成長したなーと思うほどです。
小男子は公立中高一貫校専願らしいので、正直落ちることも考えなければいけないのですが、結果落ちたとしても、こういう自学自習の経験で得るものは大きいです。
これができるようになったらもう落ちてもいいよ!
…と言ってもいいのかどうか… は迷いますが…(;'∀')
まだあと2年ありますが、地元中学も楽しそうだしまあそれでもいいかなーと暁は思っています。
とか何とか言いつつ、小男子は性格的に内申点とれなさそうなので、やっぱり頑張ってもらわないと…