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リビング学習の是非について考えてみる

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小男子、リビング学習から個室学習に切り替えてみる

暁家では、中女子・小男子とも小学校・中学校時代はリビング学習です。

 

…の予定で、今の家が設計されました。

いや、設計しているころは、むしろ受験時期以外は個室いらないでしょ、というスタンスでした。

それはちょうど小男子が生まれたばかりの時の話で。

そんな予定だったので、個室は上方向に解放感はあるものの、面積では3~4畳程度+ロフト寝室という極狭小個室です。

 

結論から言うと、『親の思う通りに子は育たない』というしごく当たり前なことを体現した結果となり、中女子は中学生になったと同時に個室、小男子はリビング学習ですが、この夏休みはお試しで個室学習をしています。

 

 個室学習に切り替えた理由

とにかく気が散る! 集中できない! これに尽きます。

リビングは、我が家の場合家族の中心となるスペースで、みんなが集まってきます。おしゃべりしたり、のんびりくつろいでゲームしたり、ソファーでごろっとしながら本を読んだり…。

とにかくくつろいでいるのです。

ライティングからしてくつろぐことに100%シフトしているインテリア。

その片隅で勉強を一人でやっている小男子…。

遊びたい気持ちが強い子なので、そんな環境だとアウェー感満載です。逆に勉強やりたいときは、邪魔に感じるようです。

 

雑音に慣れる、というのはいいのかもしれませんが、言語雑音はNGとのこと。

 

小男子はとにかく気が散りやすくて、つねになにか触っていないと気が済まないタイプ。

ちょっと前に流行ったハンドスピナーも何個かあって、今でも触っています。

シャーペンやペンも勉強しながら分解。

 

中受の勉強時間ともなると、7~8時間くらいはざらになるかと思います。それも一日二日で終わる話ではありません。

 

 

その間、リビングなのに静かにしないといけない環境を作らねばならず、他の家族に気を遣ってもらって我慢を強いることになります。

 

リビング学習と個室学習の勉強への影響

今のところ、影響は悪くないと思っています。

中女子は個室学習にして2年目ですが、むしろ成績は上がっています…中女子はちょっとイレギュラーなので、基準にするのは危険なのですが。

とは言え、ときどき勉強道具をリビングに持ってきてやらせることがありますが、落ち着かない様子です。

計らずとも極狭小部屋での壁がパーティションのような感じとなり、周りを囲まれている感が落ち着くらしいです。

 

広いリビングだと落ち着かないのはそういうことらしく。

 

 

小男子も、個室学習をトライアルで始めて数日たっていますが、環境が変わってすぐの新鮮さがなくなってきたころです。

見られていないという甘さが出始め、ドリルを解いている間に答えを見ている、ということも発生。

 

 

しかし、リビングすぐの小窓から個室がのぞけるという作りにしてあるので、こっそりのぞいて「こら!」と喝を入れることで、いつ見られるかわからないという緊張感が生まれつつあるようです。

 

各家庭によって個室・リビング学習の是非は変わる 

当然と言えば当然ですが、一様にリビング学習だと成績伸びる! とはいいがたいです。

例えば、我が家の場合は、リビングが学習できる環境にない、ということです。

 

関連記事:

tanoshi-juken-raifu.hatenablog.com

 

我が家のリビング
  • 間取り:リビング階段&吹抜、オープンキッチン
  • テレビ:大型1台あり。いつもつけっぱなしではない。
  • 動画再生機器:PC、Amazon Fireスティック、など再生できる機器多数。&アニメ録画も多い(父親の仕事がらチェック必須らしい)。ペアレントコントロールはしている。
  • ゲーム機:複数台あり(父親の仕事がら必須)。ペアレントコントロールはしている。
  • 音楽:たまにamazonミュージックをかけ流し
  • 食事スタイル:座卓タイプ+ソファ
  • 本棚:壁面収納で巨大
  • パソコン・IT機器:メッシュwifi下、多くのネットワーク機器が家中にある。内PCはテレワーク時代というのもあり大小5台くらい。

リビング学習ができる環境とは~佐藤さん宅からの考察~

  • テレビなし(あっても飾りのように使わない)
  • 音が静か
  • 勉強する家具はテーブルor机&椅子(座卓タイプではない) 
  • 本棚がある

が基本かなと感じています。

漫画の是非、ゲームのルールなどは、各家庭の方針や雰囲気で変わるかと。

 

暁の古い友人家庭で、女子御三家に入ったお家は、これを満たしていました。

 

また、かのお子さん全員東大という佐藤さんのご著書でリビング学習の写真が載っていましたが、家の中での場所の名前がリビングというだけで、学習机4台に参考書などが並ぶ本棚と、実質学習部屋でした。

食事はその片隅で座卓スタイルで取るという。

 

親の徹底的な方針を貫く覚悟がもたらした結果と言えると思います。

 

↓ とくに環境づくりや間違いノートづくりなどが詳細に書かれていて参考になりました。

「灘→東大理III」3兄弟の母が教える中学受験勉強法
学習習慣をつけ、ベストな塾を選び、子供のやる気を引き出すのは母親の役割。中学受験では、本人以上に母親が主役にならなければいけません。3兄弟を灘中&東大へ導いた“奈良のゴッドマザー”が教える必勝法!

 

リビングで学習部屋化せずとも、リビングが静かに過ごせる環境であれば、可能だと思います。

 

言葉ではわかりにくいと思いますので、youtubeで『自習 中学受験』などと検索すると、どんなお家の雰囲気がリビング学習に向いているか、というのが実感できるかと。

 

オンライン自習おすすめです

個室・リビング限らず、親がずっと見張っているというのは現実的じゃないと思います。

とはいえ、自分で集中してやってくれるはずもなく…。

集団塾でそういうことが半分くらいは達成できそうですが、家庭学習の濃度が濃い方が伸びるのは間違いないですよね。

 

自宅でyoutube自習室

youtubeで【自習】というキーワードで検索すると、大学受験のお兄さんお姉さんたちの自習を中心に、自習環境を作り出す動画が多数アップされています。

 

再生すると、音や空気感など、勉強する空間が一瞬で生まれてオススメです。

難点は、他の動画を見ちゃうこと。

 

これはペアレントコントロールでチャンネルしばりを作るなどでルール付けして回避は可能です。

 

オンライン自習室を利用する

いろんな地域からアクセスしてきたお子さんと、Zoomで様子を共有しながら勉強します。

まなぶてらすという坂本七郎先生のオンライン家庭教師サイトで、無料で利用できます。事前登録することで利用できます。

 

坂本先生は家庭での自学自習の重要性を説いた本を多く出版されています。具体的なので参考になる部分が多いです。

我が家もこの本 ↓ を中心に何冊か拝読しています。

 

出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集 [さかもと式]見るだけ暗記法
見るだけでOK!
直近の約10年間に全国の中学入試で出題された漢字・語彙問題を出る順にA~Cにランク分けし、「書き取り」「四字熟語」「同音・同訓異字」などカテゴリーごとに出題。
この1冊で、中学入試対策はバッチリ!

 

 オンライン家庭教師も、現役塾講師の先生やそろばんの先生、将棋の先生など教室も多岐にわたります。中学受験対応の先生も多いです。

 

↓このサイトで少し下にスクロールし、青いバナー「ネットで自習室」というところから詳細見られます。手元しか映さない、ミュートにする、などルールがあります。

www.manatera.com

 

 

まとめ

とくに今夏休みということで、共働きのお家など子供の家庭学習の管理が大変だと思います。

我が家も親がいない日はヒャッハーなので、ウェブカムなどで管理はしています。

個室学習も同じく。

 

受験は大きい部屋で行われるので、リビング学習が良いという話もありますが、小学生の内は誘惑に流されやすいので、お家の雰囲気をよく分析して、最適な環境づくりをカスタマイズする方が良いのかなと思います。