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【ダラダラ感想】進学くらぶ退会し通塾する今、塾なし・通信教育学習に向いているであろう子を想像する

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↑理想の姿。フリー素材より。
 

うちの小学男子は、2020年度夏休み明けから学年末まで、四谷大塚進学くらぶ(以下進学くらぶ)を受講し、翌年度の更新の際に退会し今は集団塾に通塾しています。

 

思えば、通信教育を子どもにやらせるって大変だなぁ…という思いが。
特に受験という結果を出さなければいけないという。それも自分がじゃなくて子供が。

小男子は、対面授業の方が圧倒的に向いていると感じています。が、中女子はもしかすると進学くらぶはアリだったのかなと。

暁自身、今までいろんな通信教育をやっています。

そのあたりの感触から、通信教育での特性を考えてみたいと思いました。

 

2021年現在の進学くらぶは、本年度より従来のコース『中学受験コース』と、学校教育だけでは物足らないけど受験は予定していない子向け『学力向上コース』の2コースに分かれています。

当時は中学受験コースしかなかったので、その話となります。

 

あくまで暁のn=3(子二人&暁。通信教育歴長いので)という少ない体験からの感想文です。

 

我が家が進学くらぶを辞めたわけ

そんな大きな理由はなくもともとそういう予定だったから。

 

詳しくは別記事に書いていますが、むしろ当時は予定を変更して進学くらぶを続けるかどうかを悩みました。

現在は比較的大手と言われているところに通塾していますが、そこに通ってわかった、通信教育スタイルの向いていそうな子がどういう子かというのを、我が子の進学くらぶ時代と比較し、反省を込めて今回書いてみます。

 

関連記事:

tanoshi-juken-raifu.hatenablog.com

 四谷大塚進学くらぶで大変なのは受動的環境なところ

進学くらぶは8割通信教育、2割通塾スタイル、と暁は感じました。

2割通塾スタイルと思ったのは、たとえば組み分けテストは会場受験できたり、週テストのフィードバックがあったりという面です。

他に、カリキュラム通りの動画公開や、単元の受講履歴がないと次の単元に入れなかったり、いろいろと教材送ってあとはメルマガで終わりというような内容ではない、普通の通信教育では見られない事務局のアクティブな働きかけをそうとらえています。

 

ただ、以前週テストはテストそのものが毎週宅急便で送られてきましたが、今はどうやらダウンロード形式らしく。

週テストのアクティブさが半減し、より通信教育度が上がった気がするので、通信教育8割としました。

やっぱりモノそのものがあるというのは、強制力になりうると思います。

 

通信教育は子供はもちろん大人も続けるのが大変だと思います。
強制力や周りの雰囲気に良くも悪くも流されないので、自分の意志で自発的にやらないとだから。

 

これが受験というような、人生を変える選択にかかわることだとしても日々のことがらに流されて、なかなか遂行するのは難しいのではないでしょうか。

強制力の弱い通信教育スタイルでもこなせる子

それでも、通信教育だけで向上することができるお子さんというのは、

  1. 親と力を合わせて
  2. コツコツタイプ
  3. 自分事として取り組めると最強

だと暁は思います。

まず、2のコツコツタイプ。これ絶対。

主観ですが女の子に多い気がします。

 

1の親子で力を合わせて、というのは中学受験では必要なことですが、通塾型ではときどき親はあまり関与していない話を聞きます。

が、こと進学くらぶでは、その自由度の高さゆえに親の力なしでは本当に何にもできないんじゃないかと。

そういう意味では、進学くらぶって中受経験あり家庭など中上級者向けコースなのかもしれません。

中受初心者家庭ほど、手取り足取りマンパワーもプランもノウハウも豊富な駅前大手塾が楽なんじゃないかなあ(スタートを地域小規模YT塾で失敗した暁家)。 

佐藤ママくらいがっつり&ぶれなく受験道に入れると違うのだと思うのですが。

 

1,2までできる子は、必然的に3の『自分事』もクリアしているんじゃないかと思うんですが、3の子はもうどんな環境でもどんな教材でもやれちゃう気がするので、進学くらぶで必須、ということではないかなあ…とも思ったり。

 

 次の項目で細かく書いていこうと思います。

 

我が家が感じた進学くらぶと通塾型との違い

進学くらぶ中学受験コースのサービスと価格は妥当と言いましたが、やはり通信教育には違いないので、通塾とはずいぶん違います。

まー、うちは四谷大塚の直営校に通ったことはないので、一般的な通塾タイプとの比較になりますが。

四谷大塚のような大手ともなると、うちの塾でやっているようなことは当然のごとくカバーされていると思うので、それ前提で考えてみますと、

 

  1. 親の力量がかなり試される
  2. カリキュラム管理があいまい、よく言えば自由度が高い
  3. 宿題も本人次第、演習量も本人次第
  4. 面談・相談の機会がデフォルトでは無い
  5. 人との触れ合いがない、塾友がいない

 

となるでしょうか。

 一つ一つ見ていきます。

 

2:カリキュラム管理があいまい、よく言えば自由度が高い

本当は、1の『親の力量がかなり試される』が最初に来るべきですが、これは最後にしたいです。

 

さて、カリキュラム。進学くらぶ入会時にもらうハンドブックに、推奨カリキュラムは記されています。

ここまでは通塾タイプと変わらないかと思います。

が、通塾のように日時や第三者による強制力がないので、そこから先は家庭でアレンジして遂行するしかありません。

 

例えば、動画授業の予習ナビ。

 

あれは全国の四谷大塚でも選りすぐりの講師陣による授業で、レベルも分けて作ってあり非常に良コンテンツだと思います。

 

動画の進行は、動画⇒演習⇒動画、という感じで、演習を挟みつつなのですね。

動画は倍速再生もできるようですが、授業としてきっちり見ようと思うと1倍速が最適です。

 

この演習、子どもに飽きさせないという意味でよいと思います。

が、動画だけだと1時間程度で見られるのですが、演習を子ども任せにするとお・わ・ら・な・い!

 

結果、時間が長時間となり、あっという間に週テストの日となり、消化不良のまま翌週は新しい単元で親も子供も疲弊してしまう、ということになりかねません。

そのかけた努力と時間の割に結果につながらない、ということも起こるんじゃないでしょうか。

 

多分通塾だとそこは講師技で、教室の様子を見ながら講義に強弱つけたり演習をうまく挟んで、疲れ切る前に時間内に終わらせて復習は家庭で、となる流れだと思います。

こういった流れは、予習ナビ任せだとうまくいかないので、動画講義の取捨選択も含め、親か本人が調整するとうまくいくのではないかと思います。

 

我が家は最初、ハンドブックの内容通りに進めて、膨大な時間がかかっていました。

時間的ボリュームも大きいので、どうしても予習ナビありきの学習になっていました。

 

演習を繰り返す余裕もなく、成績の向上も難しかったです。

 

 

3:宿題も本人次第、演習量も本人次第

事前にやる演習や宿題については、ガイドブック中や予習ナビの最後に指定があります。

 

が、それの出来具合をチェックするのは本人か親です! 丸付けはもちろん家庭でやりますが、その出来具合を第三者が見ることはありません。

「字が汚い」とか他人である先生から言われることもありません。

つまり、緊張感がありません。

 

これは一般家庭の保護者さんだとかなり甘くなると思います…本人による採点はもちろんです。

保護者さんが中受経験があったり、なにかしら教育関係だったりすると違うかもですが…。

あのお子さん4人を東大に入れた佐藤さんの本では、親が丸付けするのを勧めていました。
なるほどなと思って、今では我が家もそうしています。

 

「灘→東大理III」3兄弟の母が教える中学受験勉強法
学習習慣をつけ、ベストな塾を選び、子供のやる気を引き出すのは母親の役割。中学受験では、本人以上に母親が主役にならなければいけません。3兄弟を灘中&東大へ導いた“奈良のゴッドマザー”が教える必勝法!

 

4:面談・相談の機会がデフォルトでは無い

今はどうか知りません。

また、電話がかかってくる、という話も聞いたことがありますので、もしかすると我が家だけかもしれませんが。

どうも、進学くらぶにも担任がいるそうなんですね。

たしかにオンラインのサイトにログインすると、お知らせのところにそれらしきことが書いてあります。一度も通知が来たことありませんが…。

 

 

質問はもちろんいつでも可能ですし、連絡するとレスポンスも早いです。

事務的なこと以外でも、教科に関する質問も可能です。

 

ですが、今通塾しているところでは授業で頻繁に顔合わせていることもあり、子どもはより質問しやすい雰囲気です。

また、毎週1回はメールで親にも連絡が入るので、家庭との距離も近く感じ、何でも相談できます。

塾からは、親がガーッとなっちゃうとよくないので、部屋が汚いとかでもいいから、何でも相談してほしい、とすら言われています。

 

うちも何度か勉強スタイルで相談させていただいて、そのたびに本人と先生で面談しています。保護者会や定期的な個人面談もあります。

 

 

このあたり進学くらぶはというと、当時は父母教室というのがあって動画で配信されていました。内容はなにかというと、次回の単元のポイントなどをうちはみていましたね。

 

個人面談というか電話相談はいつでもできるので、定期的な面談というのも必要ないのかもしれませんが…。

 

 

5:人との触れ合いがない、塾友がいない

これは、どの通信教育でも同じだと思いますし、コミュニティはむしろ邪魔というお子さんもあるかと思うので、良し悪しなんですが。

 

違いと言えば違いなので、一応カウントします。

 

おそらく、うちの中女子ならコミュニティはむしろ邪魔と思うタイプ。集団塾を離れたとたん成績が向上しました。

 

小男子はコミュニティで成長するタイプです。

塾友と「〇〇には次の試験で抜かす!」とか切磋琢磨したり、勉強法や成績が上がるコツもお互いシェアしあっているようです。

 

今の塾も人とのつながりの中での成長に確信を持っているようで、例年合宿も企画されています。近年は新型コロナの様子を見つつのようですが…。

今の小男子を見ると、生活面での触れ合いもきっとプラスになるので、卒業年の合宿は新型コロナ禍がマシになっていたら我が家も参加しようかなと思っています。

 

これが、当然ながら通信教育では皆無です!!

 

そしてここまで来るとお分かりかと思いますが、最後にして最大の項目、1の親の力量について書いてみようと思います。

 

1:親の力量がかなり試される

ほんとこれは絶対です。

もしかすると、本人の向き不向き以上かもしれません。

 

親が子に代わり事務局に質問しまくったりグイグイ頑張るのも必要かと。

また、通塾とは違うので、塾のような室内環境の方が集中できると思えばその調整も必要ですし、小学生なのでまだまだ子ども。大人の目がないと注意散漫になりがちかと。

 

カリキュラムの設定から、宿題や演習のチェック、模試の準備など、なにからなにまで親の手が必要です。

取りこぼして内容を見直す場合も、普通は塾の先生が提案することまで親が考えて決定しなければいけません。

たとえ日々の仕事で疲れていてもです!

少なくとも週テストは毎週PDFでやってくるので、日程に合わせて印刷したりとセッティングする必要があります。

 

もしも暁家が進学くらぶに再入会するとどう使うか?

スケジュールに親子で慣れるために低学年はリトルくらぶ

我が家の場合、コツコツタイプの中女子だともしかするとそこまで大変じゃないかも知れません。

 

もし時間が巻き戻って、中女子も小男子も5歳くらいだったら…。

就学まではお習字&そろばん。

小学1年生~低学年はリトルくらぶ。

 3年2月から進学くらぶ+週1個別。小男子だったら四谷大塚校舎。

かな…(でも意外とサピックスか早稲アカタイプかもしれない)。

 

進学くらぶの日々のカリキュラムは、予習シリーズを中心にして予習ナビは補助教材にすると思う

もしも中女子が小学生になって、進学くらぶにはいったら。

先に述べたようなカリキュラムのオーダーメイドでの対策。

復習して苦手をつぶす時間を作るために、予習ナビをきっちり見ていると回らない気がします。わからないところを予習ナビや個別でつぶすということをして、普段は予習シリーズや演習問題集を複数回こなしてアウトプットを増やす、という感じでしょうか。

 

スタサプだと、同じような単元があって時間がもっと短くて細切れに作ってあるので、使いやすいかも。

予習ナビだと演習しないと次の動画見れなかったりするし。

 

 

…あれ?

 

だったら、予習シリーズ+スタサプ+個別+外部組み分けテストでよかったりする…?

( ,,`・ω・´)ンンン?

 

関連記事:

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通信教育学習に個別指導を入れたいワケ

週1で個別を入れる理由は、理解度確認&個別塾での質問と、コーチング用ですね。やはり遠くの四谷の先生より近くの個別の方が使いやすいんじゃないかなと。

 

もちろん、その際は個別塾に進学くらぶに対応してもらえるか聞くかと思います。

 

これは、四谷大塚の提携塾が全国にはあると思うので、そういうところはすんなりやってもらえるんじゃないかと思います。

 

「進学くらぶよりうちのクラスに来た方が成績上がりますよー」と言われそうな気もしますが…(;'∀')

 

暁の家は地理的な問題で、個別で受ける場合は四谷大塚とは全く関係ないところになると思います。

が、予習シリーズは有名なので、中学受験対応できるところならやってくれるんじゃないかなあ。

 

ということで、我が家の場合、もしこれから入るなら、

 

コツコツタイプ・中女子が中受するときだったら選択すると伸びそう。それでもいろいろと対策をし、かつ個別塾を併用する。

小男子の場合は集団塾のが伸びそう。

 

という結論でした。

 

 

うむ。
長いわりにあまりまとまらずとりとめもない記事になりました…。

 

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