楽しい受験ライフ

大人も子どもも学びを楽しむための家庭学習ブログ

親の力量が求めらえる!? 中学受験は塾に入れたらあとはおまかせ、にならない

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自己紹介がてら、集団塾ベースからの親の介入によるカスタマイズが大事か、というお話です。いわゆる親技の重要性の気づきのお話。全く経験ないけど中学受験塾どうしようかなと思っている方に。

中受未経験の我が家の戸惑いと混乱の日々

両親とも共働き&中学受験の経験がない我が家
(正確には私はあるんですが。それはまた後日)。

姉は小学生高学年時代に近所の補習塾へ通い、本人は公文という、今まであまり手がかからないコース。

うちは子供の希望は公立中高一貫校だし、単元学習のために中受塾に入れるけど、ガツガツやらなくても受験塾に入れたら後は塾のスケジュールにのっとって淡々とカリキュラムをこなす、親は時々成績チェックと宿題の声掛けくらいやっておけばいいんじゃない?まあ中の上くらいは、あわよくば上位に…なーんて思っていたあの頃。

3年生の冬期講習から近隣の四谷大塚準拠塾に入塾し、それは勘違いだったと思い知ることになります。
まあ、最初に入ったその準拠塾もかなり個性的であったので、ここを基準で語るのはどうかと思いますが…。

とにかく、中学受験塾は学校とは全くやり方が違い、教材の種類・量が多いのはもちろんノートだけでも3種類を作って使いこなしたりテストも頻繁だったりと、塾の時間と宿題だけで完結せず、夏休みの計画を立てるよりも難しいまるで芸能人のようなスケジュール管理が必要に。

こんなの子供だけでは絶対ムリ。
本来の勉強以外の部分の手間暇がすでに大きいので、そこをとってやるのが親の役目かと思い知りました。

うちのようなフツーのレベルのフツーの小学生をやってきた子供は、マインド面から生活スタイルからと学力以前の部分にかなりテコ入れが必要でした。

さらに、塾で親向けのオリエンテーションや家庭学習のやり方など教えてくれる塾であれば、家庭学習のスタイルが立てやすいというものですが、うちが入った塾はオリエンテーションもマニュアルも一切なく、大手にはあるらしい宿題チェックやノートのチェックもなく、子供も何やっていいかわからずただ塾の時間を過ごすという日々。親ももうなにがなんやら混乱の極み。

塾のある日は、仕事帰りにドタバタと塾へお迎えに行き、帰宅後晩御飯の準備と学校の宿題だけで終了、週末は塾の履修していない理社をママ塾で教え、というかなり大変な日々でした。

塾の宿題(授業でやり残したところ程度)も子供にやりなさいよ~と言っても、
「わかんない~習ってない~~~><」

習ってないのが宿題に出るの??授業ではいったいどうなってるの?

他の塾はどうやってんの?これが中受のスタンダート??

と、ブラックボックスな塾に疑問満載。先生に質問するも話がかみ合わず、ましてや子供も質問できず…

入塾時はこんな感じしなかったんだけどなあ…家からも近いし本人の負担も少ないと思ったんだけど…。

と紋々しつつ突然のコロナ休校!

多くの塾も判断が分かれる中、我が塾は狭い個人塾の小さい教室なのに対面授業を続行するということで、退塾。
最初の中学受験塾生活は、混乱の中終了したのでした。

(心の)メンターとの出会い

ということで、1つ目の塾を退塾。

「塾って入ったらあとは本人と塾で何とかなるんじゃないの??」
からの、
「高い塾費をだしているのにここまで家庭でやるの??どの塾もこうなの?塾ってなに?塾って必要??」

という、無知の状態がゆえの混乱でスタート。

退塾後も中学受験塾に対する疑心暗鬼から、

「中学受験 塾 選び方」

といった検索をしまくっていたころ、出会った西村則康先生という救世主!メンター!
もちろん私が勝手にメンターにしているわけですが。

塾に関する検索をしてヒットしたのは「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」。

膨大な塾や家庭教師、塾別勉強法のコンテンツがいっぱい。

  • 進学塾に行かないと中学受験はできない?
  • 塾の役割について中学受験近所の個人塾に通わせて合格は可能?
  • 塾の宿題をうまくこなしていくために、家庭でできること

などなど、とにかく混乱を極めた自分には、一気に靄が晴れて視界がクリアになった気持がした回答ばかり。

amazonでは先生の著書を数冊買い熟読。

今思えば中学受験を頑張っているご家庭にすると常識的なことばかり。親の役割を知り、やっとスタートラインに立ったのでした。

中学受験未経験の方はまず親の役割を知ってから参入を決めるべし

「2月の勝者」をはじめ、中学受験の本って色々出ていますが、わりと子供が頑張っていて親はお金や学校選びを頑張る話が多い気がするんですよね。

親も経験ないし、子供のメンタルがまだ育ち切っていなくて公文や学研の延長で受験を考えたまま塾生活が始まると、おそらくとんでもなく負荷を感じると思います。

子供のやる気ももちろんですが、実際子供ってその場のノリとか友達が~とかが発端で親は言質をとる、というパターンが多いんじゃないかな。
小学3年生で数日思い悩んで一大決心で受験希望を親に打ち明ける子っているんでしょうかね??よく本人の希望で…って聞きますが、多分家庭が希望して文化祭やフェアに連れて行って、乗せている部分あるんじゃないかなと思うんですよね。でも西村先生もそれでいいっておっしゃっています。「中学受験は親が9割」とは明言です。

お金とか時間とか、そういったわかりやすい部分だけじゃなく、目に見えない部分の苦労って多いです。入塾までにそこを培っておくかどうかで親の負担は変わりそうですが。受験をやるかどうかは別として、年長さんくらいからは意識して生活に受験対策を取り込んでおくとマインドや受験生活が楽になる気がします。私立小学校はそこらへんがもう組み込んでありそうですよね。この話はまた後日。

 ←コミックなので盛っている部分も

 

 ←西村則康先生著。親の役割と塾選びについてよくわかります。おすすめ。