この本、目から鱗の本でした。
タイトルだけ見ると過激で、中学受験生の親としては縁起でもないので本棚に置くのもはばかられるというものですが。
この著者の金廣志先生は、お名前からわかる通り韓国にご縁がある方です。
だから日本人には声に出して言えないこんな突拍子もない考えができるのか? と思ったら、どうやら日本に生まれ育った方のようです。
家庭が外国の雰囲気で日本の常識とはまた違う考えで育ったのかもしれないですね。
赤軍派やら指名手配やら、これまた過激な経歴をお持ちですが、2009年発行時のプロフィールでは、最終的には四谷大塚の市ヶ谷校舎で主任教授として招聘されたそうで。
本で大っぴらにでているし、受験生の親としては我が子へプラスになるかどうかだけで考えたいものです。
こういう方を見ると、ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトを思い出します。
彼もまたとても褒められた生活態度ではなく、どっちかというとお友達になりたくないタイプの人でなしですが、その功績はご存じのとおり、後世にまで名作として世界中で愛されるものばかりです。
ちなみに、モーツァルトの生態を詳しく知りたい方は、映画「アマデウス」をお勧めします。
エンターテイメントとしてすべてが実話というわけではないですが、モーツァルトがどんな人物だったかくらいはイメージしやすいかと。
私は初見が高校生で、ビジュアル的にもクオリティ的にもストーリーや人の心情的にも、頭を殴られたようなショックをうけた作品です。
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またまた脱線(;´∀`)
さて、この方の著書、過激は過激ですが本文を読むと全く過激ではありません。(と自分では思う)
この型の授業面白そうですよね。 とにかく子供たちがぎゃーぎゃーするらしく、大騒ぎで他の先生から苦情が来るとか?
でも勉強って楽しい方が残ると思うんですよね。そういう意味では急がば回れ、で最終的には大人になってもアリなのかなと。
うちの子は小男子も中女子もどちらも幼い(良く言えば子供らしい)ので、実物を目の前にして、そうだよね~まだこのレベルだよね~と思います。
外からの力でゴムを伸ばしすぎて戻らなくなっても困るので、成長に合わせて長い目で見なければいけないのに、塾の進度や大人びた他のお子さんの様子でそれがスタンダート、うちは達していないと焦っていたのでした。
でも
「ノートをとるな! 忘れろ! 早く寝ろ!」
なんて、受験生の親にすれば青ざめるセリフを塾講師に言われるわけですが。
過激なタイトルも我が家にすればアリです。肩の力抜けました。
夫は「ええ~…」でしたが。 それが普通の反応なんでしょうね(;'∀')